戦場のヴァルキュリア

実際にキャラクタを操作して戦場を動き回れるシミュレーション。新鮮。

  • 狙撃兵で櫓に登って相手の狙撃兵を片付る
  • 偵察兵で裏へ回り込んでヘッドショット
  • 戦車で射線を遮って歩兵の盾になる
  • 遮蔽物ごしにグレネードで敵をあぶりだす
  • 仲間を的確に配置して迎撃する

などなど今までのウォーシミュレーションでは想像の域でしかなかったところを遊べるという点が面白かった。
特に手榴弾、ライフルグレネードが良い感じに使えてすごく好き。塹壕から敵陣地にグレネードで先制攻撃!俺TUEEEE策士SUGIRU!!!111という自己満足に浸れてエセ戦争モノ好きにはたまりません。
塹壕や土嚢陣地なんかも上手く機能していて、これだけ必死に塹壕や土嚢に飛び込もうとがんばるゲームはFPS以外では初めてでした。
ツッコミどころとして、

  • ひとりで敵陣へ突入して無双できちゃう
  • しゃがむとヘッドショット判定なし+防御アップ

  • 致命傷を受けたときに敵味方ともに棒立ちで吹っ飛ぶ


などなど沢山あるのですがそこはご愛嬌。
バランスも良い感じに取れててプレイしていて快適でした。
なのですが、本編にもハードモードがあればいいのになと思いました。あと一回動かせばこっちのとどめさせるのに…という状況で動かない敵にほっとする反面、そこは殺しに来いよと。勝ったけど手加減してもらってる感を感じさせちゃあだめだろーと思いました。本気だせ!


ストーリーはちょっと短く感じました。シミュレーションは遊べるシチュエーションが豊富であればあるほど嬉しいのでもう少し長さが欲しかったです。また、その短さからかキャラクタ間の関係の変化が急ぎ足すぎるように感じました。ヒロインと主人公ストレートにくっつきすぎだろjk。もっとこう衝突したりきったはったのエピソードが欲しかったです。また、かわいいキャラクターを殺して涙を誘う展開はうんこだなと思いました。安直すぎてこれも少ししらけ気味。戦争だからって殺せばいいってもんじゃ。。。
良くも悪くも王道。子供向けでした。*1


あと仲間との連携とスキルがちょっと残念でした。
初め、連携はお互いが射程内に共通の敵を捕らえていた際に発生するものと思っていました。フロントミッション4みたいに。しかし実際は射程に捉えており、かつ本人同士が近くにいなければいけないという条件。これがなんとも興ざめ。

なんで戦場で仲良く隣り合って連携するの?ばかなのしぬの?
マンツーマンで常に動かないと連携できないという仕様。実際連携を意識して使ったのは硬い硬いラスボス戦だけでした。せっかくのシステムがもったいないなと思いました。


スキルは発生条件がランダム要素が強く、常時発動しているものはありませんでした。なので動かすキャラクタを選択したあと、タイミング良くプラススキルが発生するとラッキー儲けーというだけ。初めから計算に入れることができないのが残念でした。しかも攻撃し終わってから発生した日にはもうはいはいわろすわろす状態。スキルでキャラクターの個体差をつけているものの、実際には発動条件が微妙なのでどいつを使っても変わらないなーと感じました。(中には確かに発生しやすいスキルなんかもあるので実際にはわりと個体差があるかもかも


面白かったけどもう少し詰められていたらもっと好きになったなという感じ。
面白いシステムなので続編か何かで更に洗練されたたものを遊んでみたいなと思いました。

忘れるところだった

ほふく前進やしゃがみでパンもろな仕様はさすがSEGA
続編では是非個体差をつけて欲しいです。

戦場のヴァルキュリア(通常版) - PS3

戦場のヴァルキュリア(通常版) - PS3

*1:この辺でそろそろいい年してゲームするもんじゃないなとか少し思った