アンチャーテッド

映画をプレイするゲームと銘打たれた本作。
話の展開やノリはまんまインディージョーンズ


前評判でかなり面白いとのことで異様に期待してたのですが滅茶苦茶面白いというほどでもなくまずまず面白いといった感じ。
ただ、細かい所の操作感が凝っててプレイヤーにストレスを与えないようになっていました。
終始一貫した簡単操作、死んでからリスタートの早さ、体感ロードの短さ、アバウトに飛んでも壁へつかまる、足を滑らせても大抵壁を掴む等等、地味なところでかなりがんばってるなと思いました。
謎解きや行動の自由度は思っていたより無くて銃撃戦闘がメインでした。
特に行動はずっと一本道なのでやらされてる感が強いなと感じました。すごく作りこまれた舞台なんだけど正解ルートへのアプローチは一箇所しかないという残念な感じに。映画をプレイするというよりは映画をトレースするゲームだよなという。
反面銃撃戦闘はなれるまで難しいけど慣れると楽しい良いバランスでした。
基本的に常に多勢に無勢。隠れながら打ち合います。このときに飛び出して撃つ他に手だけ出して適当に撃つアクションがあってそれが特に気に入ってます。柱に追い詰められて仲間と次どうしようと相談しながら敵をけん制するために適当にぶっ放す。そんな映画のワンシーンを確かに演出してくれます。(実際は玉がほとんど当たらないので微妙)。
また、走りながら拳銃を2、3発打ってひるませてから一気に殴り倒したりするとああ、これこれこの感じ!と1人悦に入ることが出来ます。


あと慣れるは恐ろしいことでついつい忘れがちなのですが映像は質高いです。表情付け、モーション、肌のテラテラ感(なんていうんだろう)、いずれもさり気なく消化しそうなほど自然で、その自然さがやっぱすごいだろうなーと思います。質が悪いとそこが目だって気になってしまう。


そう、ゲーム特有の不自然さをほとんど感じなかった。
それがこのゲームのすごさなじゃないかなと思いました。